Ken 5 米軍のコンバットレーション(C-Ration、戦闘配給食)が世界の食文化に与えた影響には多大なものがあります。ハワイのスパムむすび、沖縄のランチョンミート、英国の缶詰ベイクドビーンズなど例を挙げればキリがありません。さて、ベイクドビーンズですが、元々はソウルフードで、虐げられた黒人が配給の豆と豚肉の切り残しとモラーセス(サトウキビの縛りカスから煮出したシロップ)を試行錯誤して生まれたレシピです。本来は豚の油味が入るのですが、そこはマレーシア、ハラールで豚肉なしの欧米にも引けを取らない美味しい缶詰ベィクドビーンズを安価で提供しています。元々のソールフードが好みならベーコンをちょっくら足せば済むことです。倉庫型店舗のC社がなにを血迷ったのか、英国人好みのH社のベィクドビーンズをフルサイズ缶から極小缶に切り替えた今となってはアヤム社が最良の代替品だと思います。